木村拓哉『報知映画賞』主演男優賞はなぜ?年功序列、忖度なのか?

2021年12月1日国内映画賞レースの先陣を切って行われる『第46回報知映画賞』の受賞者・受賞作品が発表されました。

主演男優賞は木村拓哉さんが『マスカレード・ナイト』で受賞されました。

主演男優賞候補の他の俳優さんの評価も高く、木村拓哉さんが選ばれた理由は、「年功序列」「忖度」「事務所の力では?」といった声もありますが、実際どうなのでしょうか?

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選考の方法は?

報知映画賞はスポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生した歴史ある賞です。

どのように選考しているのでしょうか。

報知新聞社のホームページによると、

各賞ともファン投票上位から報知映画賞事務局(顧問・渡辺祥子氏)が、原則作品15、個人10、アニメ10をノミネート。

その中から選考委員会で決定します。

とあります。

ファン投票で対象作品を選んだあとに、選考委員会が選考するという、流れのようです。

ファン投票はどのように行われたのか?

投票方法は3つあります。

投票方法
  1. スポーツ報知ホームページの報知映画賞コーナー投票フォームより投票
  2. Twitter投票
  3. はがき投票

Twitterの投票をみると339件の「いいね」と85件のリツートされているので、一定数の投票があったのではないでしょうか。

選考委員会は誰なのか?

ファン投票で選ばれた作品から、実際に選ぶのは選考委員会です。

選考委員を確認します。

選考委員メンバー
  1. 荒木久文(映画評論家)
  2. 見城徹(株式会社幻冬舎代表取締役社長)
  3. 藤田晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役)
  4. 松本志のぶ(フリーアナウンサー)
  5. 山田恵美(読売新聞文化部映画担当)
  6. YOU(タレント)
  7. LiLiCo(映画コメンテーター)
  8. 渡辺祥子(映画評論家)
  9. 報知新聞映画担当

 ※五十音順

約10名ほどのようです。

なぜこの人が?と思う方もいますが、映画評論家など、映画、エンタメ関係の仕事をしている方で構成されているようですね。

選考基準は?

具体的な選考基準は説明されていませんでした。

選考委員の意見をまとめて決めているようですね。

主演男優賞のファン投票1位は三浦春馬さん

ノミネート者は12人で綾野剛さん、岡田准一さん、佐藤健さん、菅田将暉さんなどがいたなか、読者投票の1位は三浦春馬さんでした。

ファン投票1位は三浦春馬さんだったのに、なぜなのか?と思いますよね、過去の実績はどうだったのでしょうか。

過去のファン投票1位と主演男優賞受賞者

第45回ファン投票1位:草彅剛さん、主演男優賞:草彅剛さん

第44回ファン投票1位:田中圭さん、主演男優賞:中井貴一さん

第43回ファン投票1位:山下智久さん、主演男優賞:役所広司さん

第42会ファン投票1位:大野智さん、主演男優賞:菅田将暉さん

 

ファン投票は、人気のある若手俳優が選ばれやすい印象があります。

過去の実績をみてもファン投票1位が必ずしも、主演男優賞を受賞するわけではないようです。

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木村拓哉さんの受賞理由は?

「マスカレード・ナイト」でホテルマンになりきり潜入捜査する刑事を演じた木村拓哉さんですが、受賞理由はなんだったのでしょうか。

スポーツ報知の記事によると下記のように記載されています。

綾野剛、岡田准一、佐藤健、菅田将暉を推す声もあったが、1回目の投票で多数を集めた木村拓哉に決定。

投票で多数を集めたとの記載がありますので、多数決で決まったようです。

見城さんと荒木さんは下記のように評価をされています。

「渋みが増して成熟した男の香りが匂い立つ。華やかな映画を表情一つで支え切った」(見城)、

「華やかさと存在感が飛び抜けていた」(荒木)

引用:https://hochi.news/articles/20211130-OHT1T51191.html?page=1

どちらの意見も雰囲気や印象の話しをしていて抽象的です。

木村拓哉さんといえば「何をやってもキムタク」と言われる事も多いですが、圧倒的な存在感があるのは事実ではないでしょうか。

年功序列や忖度で選ばれたのか?

気になるのが、ジャニーズ事務所への忖度じゃないか?年功序列で選ばれたのではないか?という事です。

新聞社は、読者を増やすことで利益を得ていますので、集客ができるタレントを抱えているジャニーズ事務所に忖度することもあるのではないかと考えられます。

しかしながら、2020年の主演男優賞は草彅剛さんでした。

もし、ジャニーズ事務所の影響力があったとするなら、事務所を辞めた草彅剛さんは受賞していなかったでしょう。

また、事務所への忖度でノミネートはされても、選考委員によって選ばれる主演男優賞の受賞までは難しいと言われています。

今回の木村拓哉さんの受賞に関して、事務所が圧力をかけたとは考えづらいのではないでしょうか。

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木村拓哉さんは過去アカデミー賞を辞退させられていた

2006年日本アカデミー賞に「武士の一分」で主演男優賞にノミネートされ、高い評価を受けていた木村拓哉さんでしたが、発表前日に辞退されています。

辞退理由は「最優秀を競う場には出させたくない」というジャニーズ事務所の意向だったようです。

しかし、2015年岡田准一さんが「永遠の0」で2016年二宮和也さんが「母と暮せば」で最優秀男優賞を受賞しています。

結果、後輩がアカデミー賞を受賞し、木村さんは受賞がないという状況になってしまっています。

過去の辞退に木村さんの責任はなく、事務所に振り回されているに過ぎません。

木村さんとしても、正当な評価を受けたいと思っているのではないでしょうか。

受賞に対して一般の人の意見は?

Yahooコメントでは否定的な意見が多いようです。

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映画を見た人の意見は?

Yahoo! 映画の評価は3.61です。

レビューを見ても、悪くない評価といえるでしょう。

 

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おわりに

木村拓哉さんは、人気がある一方でアンチのファンもいるので、否定的な意見も多くあります。

これから、アカデミー賞の発表もありますので、木村拓哉さんが受賞するのか、注目してみていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。