マイナビが誤送信で謝罪の理由は?学歴フィルターはあるのか元人事担当者が解説!

2021年12月7日 新卒採用サイトで有名な「マイナビ」が学生を大学によって選別していた疑いがある事がわかり物議を醸しています。

筆者は以前に大手企業の人事を何社か経験しており、実際学歴フィルターがあるのか?解説していきます。

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マイナビが誤送信したメールの内容は?

メールのタイトルが「<第1>大東亜以下⑨」となっています。

「⑨」がネットスラングで「ばか」を示す場合がある事や、大東亜以下となっているため、学歴フィルターが存在しているのではないか話題になっています。

また、こちらのメールですが、「東急ストア」がマイナビに対して依頼をしたメールのようですが、「学歴フィルター」がある事については否定しています。

マイナビの謝罪内容は?

マイナビは「学歴フィルター」を否定しています。

タイトルを誤った理由についてこのように語っています。

「マイナビ新卒紹介にはキャリアアドバイザーの組織が2つございます。面談枠(時間)を管理する際に作業上、枠を2つに分けて予約を受け付けており、枠の管理上、そのような名称を用いておりました。

並行して、その管理作業をする際コピーしたワードが管理作業とは関係のないメール配信時に、タイトルへ誤ってペーストしてしまい、メールが送信されてしまいました。本件は、本来であればメール配信前に複数人が内容のチェックを行うべきところを、その作業を担当者が怠っていたことによるものです」

引用https://news.yahoo.co.jp/articles/0af22dd994f3bb4f1c7c9e83c272d765b887c18e

つまり、作業上2つのグループに分けて管理していたが、それは学歴フィルターではなく、人数を半分にするためのものだと言うことのようです。

マイナビは否定していますが、「大東亜以下」となると大学5校の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)を指し、それ以下となると上位校とそれ以下を示しているように見えます。

また、半分にするにしても、大学名の順や他の分け方があったのはないかと考えてしまい、少し説明に無理があるように感じられてしまいます。

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学歴フィルターはあるのか?

今回のマイナビが学歴フィルターをしていたのかは分かりません。

しかし、過去人事担当をした経験から言うと一般的に企業での学歴フィルターはあります。

特に大手企業は何万人と応募者が集まるため、過去採用実績がある大学を優先したり、業務に活かせる事を学んでいる学部学科を優先的に案内する事があります。

ただし、最近は単純に学歴だけで判断はせず、多くの学生に会った上で採用を決める会社が多く、学歴だけで採用する企業はほとんど聞かないです。

学生によって案内が違うのは学歴フィルターがあるから?

学生によってイベント案内の内容が違うという事があります。

こちらのTwitterによると、男女で同じ画面を開いた時に、一方では満席、一方では受付中になっています。

この状況から学歴フィルターがあるのではないか?と言われています。

実は、企業が就職サイトにお金を払うと、面接や説明会などのイベント人数枠を属性でコントロールをする事ができます。

例:100名定員の内、男性枠:80人、女性枠:20人

「採用予定の女性の枠は埋まってしまったけど男性が足りていない」など企業の事情に合わせて案内ができるように行われています。

なので、その人の性別、学歴、学部によって同じ企業の予約画面を開いても一方は満席で、一方は予約が可能という事が起こります。

これが、「学歴フィルターだ!許せない」という方もいると思いますが、採用する予定もないのに面接だけされても、交通費もかかりますしお互いメリットはないですよね。

学歴だけを重視している企業は画一的で成長性がなく将来性に不安がありますし、淘汰されていくのではないでしょうか。

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ネットの声は?

 

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おわりに

マイナビからメールが届いた学生や学歴があまり高くない学生はこのニュースを聞いてショックだったかもしれません。

確かに、学歴を重視している企業も一部ありますが、ほとんどの企業は学歴に関わらず会社にマッチする優秀な学生を採用したいと思っています。

実際、社会で活躍している人は、学歴がいい人とは限りませんしね。

こんなニュースに負けずに、自分の良さをアピールして就職活動を頑張ってほしいと思います。